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カーペットメンテナンス カーペットの構造特質によるご注意 |
●「くも現象」 |
「くも」は、パイルの毛倒れが不規則に起こったため、光線の方向によってパイルの色合いが変化して見える現象をいいます。 国会議事堂や首相官邸、ホテルや会館などさまざまな場所で発生の事例があります。 この現象は、糸の素材(天然繊維、合成繊維)や製造方法にかかわらず発生し、更には、カーペットに限らずいす張り地や衣料など、カットパイルものに共通して起こるものといわれています。 カットパイルカーペットは、施工され使用され始めると、歩行などによりパイルの一本一本の糸はからむ・倒される・押しつぶされる・しごかれるなど、いろいろな変形作用を受けます。 こうして方々に生じた意図のからみやもつれが進行していくことにより、パイルの毛倒れが不規則に起こり、「くも」現象となります。 ただし、カットパイルカーペットなら必ず起こるかというとそうでもありません。 この現象は、洋服の肘が光る、シートやいす張り地などの背もたれが淡色に見えるなどと同様、起毛された繊維製品には避けられない現象でありますが、カーペットの物性及び耐久性には影響を与えるものではありません。 発生原因は解明されていませんが、カットループまたはフリーズ糸タイプ使いや、色、デザインの選択により目立ちにくくする方法もあります。 |
●遊び毛 |
カーペットが新しい時には、製造工程中でパイルの中に残された繊維屑が表面に現れることがあり、これを「遊び毛」といいます。 「遊び毛」は、パイルを構成している繊維のごくわずかな部分で、電気掃除機をかけることで簡単に除去することができます。 この現象も、カーペットの物性および耐久性に影響を与えるものではないのでご安心ください。 |
●タイルカーペットの施工上のご注意 |
下地の湿気の影響により、目地隙きや空上げ、膨れなどを招く場合があります。 又、PVCバッキングのタイルカーペットでは、コンクリート系下地の場合、湿気があると、塩ビ樹脂中に含まれる可塑剤が分解して、異臭(アルコール系)が発生することがあります。 施工直後は、素材固有の臭いが気になる場合があります。 換気を心掛けてください。 タイルカーペットを施工する際は、シーザーボンドEXをおすすめします。 使用の際は下地に応じて、所定の塗布量とオープンタイムを守ってください。 不十分な乾燥具合のまま施工されますと、ピールアップ性が損なわれる恐れがあります。 また室温5℃以下での施工は接着不良を起こす場合があるため避けて下さい。 |
●環境条件による変退色 |
直射日光によって変退色・変質の可能性があります。特に紫外線にご注意ください。 排気ガスに含まれる窒素酸化物等の酸化ガスにより床材が変色することがあります。 得に、ナイロンを使用したカーペットは影響を受けやすく、又、湿気がある場所では変色が促進されることがあります。 科学薬品や強い作用をもつ洗剤・漂白剤等により変退色や変色する可能性があります。 |
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